今回は業務効率化をしてくれそうなWI22で追加された機能の中からインライン編集(ベータ)と動的グラフの2つを紹介します!
気になるものがあれば皆さんも試してみてください!
1.インライン編集 (ベータ)
オブジェクトに移動して項目を探してそこで編集保存するよりも、レポートで項目を直接編集することで素早く編集ができるようになったみたいです!
どんなことができるのか
レポートでテキスト、数値、チェックボックス項目、日付、選択リスト、参照項目をインラインで編集できるようになりました!
使えるようにするには
[設定] から [レポートおよびダッシュボードの設定] で[レポートでのインライン編集を有効化 (Lightning Experience のみ) (ベータ)] を選択して[保存]をクリックで使用できるようになります。

実際にデモ環境の値を変更してみます!
今までだとレポートの項目にカーソルを当ててみても何も表示されていませんが、

今回追加されたインライン編集を使用すると、このように鉛筆マークが表示され編集できるようになりました!

鉛筆マークをクリックするとポップアップが表示され、内容を編集して適用するとレポートにすぐ反映されます。

↓

編集後は更新した箇所が黄色くなっているので、どこを更新したかわかりやすくなっていますね!
更新後は[保存]ボタンをクリックしてレコードを保存させます。

レポートの項目で鍵マークが表示されているものは変更できないようになっています

サポート対象外のものあります。(以下公式より)
「インライン」
次の項目および項目種別では、インライン編集はサポートされていません。
ToDo オブジェクトと行動オブジェクトの項目
[レコード ID] や [作成日] などのシステム項目
名前項目や住所項目などの複合項目
選択リスト
カスタム日付/時間項目
暗号化されたテキスト項目
数式項目
標準項目種別 (日付/時間、自動採番、積み上げ集計、レコードタイプ、主従関係、ロングテキストエリア、リッチテキスト、階層)
ページレイアウトまたはレコードタイプの制限によって編集が許可されていないその他の項目
今後のバージョンアップで更新できるものが増えることを期待しています!
2.動的ゲージグラフ
どんなことができるのか
今まではゲージグラフを使用する場合、目標値の入力とグラフの更新が必要でした。
目標値が固定されていれば問題ありませんが、毎月予算が変動するなど目標値が流動的な場合は更新が手間になってしまいますよね…。
動的ゲージグラフでは目標値を手入力しなくても、予め目標を入力したレコードを参照すると目標値の割合が自動に反映され、手入力の必要がなくなります!
目標値を入力する準備
[設定]→[オブジェクトマネージャ]→[作成]→[カスタムオブジェクト]
目標設定用のカスタムオブジェクトを作成します。ラベル名などは任意のものを入力してください。
今回は以下のように設定しました。入力後保存を押して完了しましょう。

保存後、作成したオブジェクトの[項目とリレーション]から[新規]をクリックして項目を作成していきます。今回は通貨型で作成しました。

設定から[タブ]を検索、選択し新規カスタムタブを作成します。

作成後、目標タブからレコードを作成。新規ボタンをクリックして任意の金額を入れます。

動的グラフ設置
ダッシュボードで反映したいレポートを作成します(既存のものに入れる場合はスキップ)
ダッシュボードを作成しコンポーネントを追加で先ほど作成したレポートを選択します

レポートを選択後、コンポーネントを作成、編集していきます。
この割合は予算に対してのレポートの合計金額の割合となっています。
設定項目は以下の通りです。

↓

無事に設置できたのでレポートの目標の値を変更して、実際に変わっているか値を変更して確認します!
設置したグラフ

先ほど予算を入れた個所を変更し、反映してみます。

↓

予算の金額を減らして目標を反映しました。
反映後、再度グラフを見てみます!

無事に反映した目標金額に合わせて割合が変動しましたね!
これでダッシュボードで都度目標値を変更する必要がなく管理できるので効率がいいですね!
以上でWI22で追加された機能の紹介でした!
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